No bees, No life!~養蜂日記~

みつばちたちに振り回される養蜂初心者のあれやこれやの記録です。

雄ばち、がんばれ!

Amyが分蜂した後の群。

巣箱の中では、Amyの娘Emilyが羽化しているはず、です。

 

今日、Emily群の巣門前が妙に騒がしいなーと思ったら、

雄ばちがわんさか。

ぶうーん、ぶうーん、と羽音がやたらうるさい。

みつばちの雄雌は、見ればすぐわかります。

 

左:雌、右:雄 

@樹脂標本。

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雄は雌より一回り大きくて、黒っぽく、目も大きくて、

まあなんというか、ハエっぽい…。

体がでかいので羽音もうるさいです。

やっぱりハエっぽい…。

 

みつばちの群は完全に分業制で、雄ばちは働きばち(=雌)の仕事(蜜集め、幼虫の世話、巣の掃除と増築など)は一切しません。

雄ばちは、遺伝子の伝達(=女王との交尾)ただ1点のみを目的として生きています。

なので、普段は働きばちにごはんをもらいながら、巣の周りをぶらぶらしているだけのニート暮らし。

ぶらぶらしながら、新女王ばちが羽化して交尾飛行に飛び立つのをただひたすら待っています。

(女王ばちが交尾飛行に出るのは人生で一度だけ。雄ばちたちはその貴重なチャンスに賭けています。)

 

さて、交尾飛行に出る可能性があるのはEmilyとBetty(正確には、Betty群に入れたAmy群の王台から生まれた女王)です。

分蜂で旧女王が旅立ってから2、3日で新女王が蛹から羽化し、それから1週間~10日くらいで成熟すると交尾飛行に出かけます。

Amyの分蜂から10日経ったので、計算上Emilyは交尾飛行に出かけてもよさそうな頃合い。

そんなわけで、Emilyんちの前で、ぶんぶん言いながらひたすら出待ちする雄たち…。

「黒山のひとだかり」という言葉がありますが、雄ばちは体が黒っぽいので、集まると妙に黒くみえます。

 

うまくいくといいね!