No bees, No life!~養蜂日記~

みつばちたちに振り回される養蜂初心者のあれやこれやの記録です。

日本みつばち祭り@中川村

日本みつばちのメッカ(?)中川村では、毎年秋に日本みつばち祭りなる祭りが催されます。

うちのみつばちは西洋みつばちですが、私としては日本みつばちにも興味津々なので、今年も行ってきました。

 

巣箱からはちみつを取り出す作業の実演。

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網をかぶっているのは直接作業している方だけで、見物人は普通に覗き込んだりします。

最初に巣箱をトントン叩いて、奥の方にみつばちたちを移動させ、それから巣蜜をナイフで切り出します。(日本みつばちは、西洋みつばちと違い、巣枠式はあまり一般的ではなく、巣箱内に自由に作られた巣の一部を切り取り、それをざるで絞って採蜜することが多い。)

みつばちたちは箱の奥の方(写真でいうと右の方)で静かに蜂球をつくっていて、ぶんぶん飛び回るはちは一匹もいません!

つくづく、日本みつばちっておとなしい生き物なのだなーと感心。

西洋みつばちだったら、トラックに乗せて会場に連れてこられるだけで大騒ぎかも…。

 

取り出された巣蜜はこんな感じ。

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日本みつばちは体が小さいので、六角形の巣房も西洋みつばちより小さいです。

巣蜜はそのまま食べられます。

うちの西洋みつばちの自然巣と比べると、巣が固いのか、口の中にガムみたいに残ります。(巣は主にみつろうでできています。)

巣にプロポリスも使う西洋みつばちの方が巣が固いので巣蜜を食べると口に残る、と書いてある本を見かけたことがありますが、むしろ逆のような…。

別のブースで試食させてもらった日本みつばちの巣蜜は口に残らなかったので、そういうのも群れによって違うのかもしれません。

 

はちみつ食べ比べコーナー。

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日本みつばちの会の会員さんたち自慢の蜜がずらりと並びます。

産地も花もいろいろ。

そのため、どれも百花蜜ながら、蜜の色も味も驚くほど異なります。

傾向としては日本みつばちの蜜は酸味があって黒蜜のような風味があるものが多いです。でも、中にはかなりフルーティーなものもありました。

はちみつの醍醐味って、同じ「はちみつ」というくくりでも千差万別の味わいのバラエティーだと思います。

 

こうしてみると、日本みつばちもいいなあ~。

来年はうちにも日本みつばち来てくれるといいんだけど。

 

ところで、西洋みつばちで目下大問題になっているダニは、ミツバチヘギイタダニというダニですが、日本みつばちはグルーミングしてダニを落とす習性があるためこのダニには寄生されません。代わりにアカリンダニという別のダニが日本みつばち界では問題になっています。(逆に、西洋みつばちではアカリンダニの被害は聞きません。)

 

どこもダニに悩まされますねえ。