No bees, No life!~養蜂日記~

みつばちたちに振り回される養蜂初心者のあれやこれやの記録です。

ハニーハンター

 

ヨーロッパには昔、

プラントハンター

という職業の人たちがいて、アジアなどに探検に行って新種の植物を探したといいます。(「ヒマラヤの青いケシ」とか。)

 

今、日本には、

コーヒーハンター

という方がいて、

世界を旅してまだ見ぬコーヒー豆を探索しているのだとか。

 

ほほう。

 

名刺に

ハニーハンター

とか書いてあったらかっこいいなあ。

まだ見ぬ美味なはちみつを求めて旅してます!なんてね。(←妄想中)

 

よし。

将来の夢、ハニーハンターにしよう!

 

と、思ってちょっと検索してみたら、

www.huffingtonpost.jp

 

あっ・・・

ハニーハンターって、そういうの!?

 

これはこれで・・・すごい。

ぜひ見てみたい。

将来の職業にはしたくないけど。

 

 

サル襲来

蜂場の周り一面に菜の花を蒔いており、緑少ない冬の時期に青々とした葉を伸ばしているのだが、そのまま放っておいてもシカの餌付けにしかならないので、電柵でぐるりと囲っている。

シカが1番来るので一応シカ除けなのだが、電柵である以上、イノシシ、クマ、タヌキなどもたぶん入れない。

はず、なのだが…

 

今日。

冬囲いが荒らされているのを発見!!

乗せてあるワラが全部落ちてばらばらになっているので、風で落ちたにしては妙。(風なら落ちているところも落ちていないところもできるはず)

ワラが落ちている割に巣箱に異常はないので、クマが来たとは思えない。(クマだったら巣箱ごとめちゃめちゃにするはず)

シカやタヌキがワラを落とすとも考えにくい。

 

はて。

 

しかも、なんか、臭い…。

動物園みたいなにおいがする…。

 

はっ!!

ウンコ発見!!

シカのぽろぽろウンコではなくて、バナナ状の、なんというか人糞風のこれは…

サル!?

木から飛び降りれば電柵に触れずに蜂場に入れるし、単なる悪ふざけで無駄にワラを散らかすとか、しかも現場にウンコするとか、サルならやりかねない。

巣箱自体には興味はなかったようで蜂は無事だったのは幸い。

しかし話によると、養蜂家が蓋をあけて巣枠を出しているのを目撃していた場合、サルがマネして開けることもあるんだとか。(それで養蜂猿とか訓練できたら面白いけど)

 

サルを防除するアイディアは今のところないので、興味を失ってどこかへ行ってくれるのを願うのみ。

 

※ちなみに、サル襲来にすっかり慌ててしまい、写真を撮り忘れました…。

日本みつばちと西洋みつばちの違い

日本みつばちがうちのみつばちの蜜を盗みにきています。

日本みつばちに好きに出入りされている極弱群、もはや建て直しようがないので、他の群と合同することにしました。
巣箱をあけてみたところ、女王ばちも見当たらないので、巣枠にわずかに残ったはちたちに、におい消しの日本酒んを吹き掛けた上で別の巣箱に入れて、合同終了。

残った空の巣箱を見ると、すみにみつばちの死骸がたくさん…。
ダニにやられたはちたちかと思いきや、日本ばちっぽいものが結構混ざっています。
持ち帰って調べてみることに。

日本みつばちと西洋みつばちの見分け方は、日本みつばちの方が少し小さい、黒っぽい、上向きにとまる、などあるのですが、個体差もあるので、確定は難しいです。
分類学的には後翅の翅脈の形状で判断力するそうです。

めったに使わない顕微鏡に登場いただき…

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西洋みつばち。
Y型になっています。

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日本みつばち。
こちらはH型。

本当に日本みつばちだった…!
盗みに来たものの反撃されて死んだのでしょうね…。

ちなみにスズメバチもH型でした。
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山の日本みつばち、無事に冬を乗り越えて(餌となる弱群の蜜は片付けちゃったけど)、春になったら待ち箱に入っておくれー。

日本みつばちは西洋みつばちを襲うか

ダニにやられて極弱群になってしまった群がいるのですが…

これじゃあ冬越しはおろか冬の入り口にもたどり着けないかもしれず、かといって今打てる手もたいしてないので、日々ブルーな気持ちで静かな巣箱を眺めています。

その巣箱が今日は何やら騒がしい…!
みつばちがぶんぶん羽音をたてて出入りしている!
まさかの復活?

いや、まてまて。
もはや女王ばちが産卵しない(=はちの数は増えようがない)この時期に自力回復とかありえないし。

で、しばらく観察していたのですが、どうやら外から飛んできているみつばちと、巣箱から出てきたみつばちが、取っ組み合って争っている様子。
なるほど。
極弱なところにつけこんで他所から蜜を盗みにきたな。

しかしこのよそ者、なーんか見慣れない感じ。
今うちには4群いるのだが、どうもうちの子じゃないような。

1匹捕獲して検証。
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左 侵入者
右 うちの子

ややっ。

縞の目立つ黒い体。

おぬしもしや…

日本ばち?

ううむ。去年も今年も待ち箱をしかけてさっぱりだったのに、ここにきてお目見え?
うちの子のはちみつを盗んでいるのは気に入らないが、近くに日本ばちが居住しているのであれば、来春の捕獲に期待大です。

西洋みつばちのスズメバチ退治

日本みつばちは塊になってオオスズメバチを取り囲み、
温度を上げて熱死させることは有名ですが、

西洋みつばちだって、戦う時は戦います。

この時期、門番は隊列を組んで巣の警護にあたっています。
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スズメバチを取り囲んで攻撃。
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日本みつばちのような温度攻撃ではなく肉弾戦のようですが、キイロスズメバチならこれで結構撃退できるようで、巣門前にちょいちょいキイロの死骸が転がっています。
なお、オオスズメバチはやはり体格差がありすぎてかなわないもよう…。
そりゃそうさね。
そんなわけで、オオスズメバチが通り抜けられない網の目のネットで囲って防衛しています。(オオスズメバチはネットの外で飛んでくるみつばちを捕獲していますが)


ダニやスズメバチと戦いながら、今年のシーズンも終わろうとしています。

来年に向けて、菜の花を蒔きました。
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9月が暑かったのでやや育ちすぎ…。

クロスズメバチはどこにいる

日本の三大スズメバチといえば、
オオスズメバチ
キイロスズメバチ
クロスズメバチ

オオとキイロに関しては配偶者より高頻度で顔を合わせるほど親しんでいるのだが、クロはお会いしたことがいまだない。
ぜひお目見えしたいものだ…と思っていたら、

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クロスズメバチ捕った!」と息子が帰宅。

うーん…

残念ながらツチバチのようです…

しかし、こいつをふで箱に入れた上、周囲の子供に「スズメバチだ」と吹聴したために、危険なものを持ち込んだ容疑で学童クラブから追い出されかける息子…。
がんばれ…。