No bees, No life!~養蜂日記~

みつばちたちに振り回される養蜂初心者のあれやこれやの記録です。

分蜂しちまった

3群いたはちですが、秋にダニにやられてCathy群が滅亡し、冬越しがうまくいかなかったBetty群が弱体化しているため、元気なのはAmy群だけになってしまいました。

(ちなみにBetty群は、見捨ててしまえというKさんのアドバイスを無視してなんとか立て直しを図ってします。うまくいくかは不明。)

(あと、もう1群新たに導入しました。Debbyと命名。)

 

なので、今年ははちみつよりも群れを増やすことに尽力しよう!と思ったのですが…

女王が見つけられないままワタワタしているうちに…

Amy群が「分蜂」してしまいました…。

 

分蜂とは、はちが自分たちで群を増やそうとすることで、

まず、女王ばちが仲間を半分引き連れて新天地を求めて旅立ちます。

残った巣箱では新女王が育てられており、2、3日後に羽化して、残り半分の仲間と新しいコロニーをつくります。

分蜂すると、旧女王と働きバチの半分がどこかへ行ってしまい失われる(西洋みつばちは、オオスズメバチのいる日本では野性化できない)上、残った巣箱のはちも貯蜜も大幅に減るので、養蜂家にとっては大打撃です。

ゆえに、養蜂家の春の重要な仕事として、分蜂の阻止があるわけです。

 

分蜂を阻止するためには、とにかく王台(女王ばちの幼虫が育つ巣房)を見つけ次第つぶす、という作業をひたすら繰り返します。

が、群を増やすためには、あえて王台を作らせて、分蜂直前に旧女王を別の箱に移すことで人工分蜂させる必要があり、

そのために王台をつぶさず残していたのですが…

はちに先を越されてしまった、という次第。

 

とはいえ。

ラッキーなことに今回は、近所の人が「はちが集まってるぞ」と知らせてくれて、しかも近くの低い木にはちが集合していたため(分蜂するときは、新天地に移動する前に木などに蜂球を作る)、はちたちを新しい巣箱に強制的に収容でき、Amyを失わずに済みました!(かなり慌ててはちを回収したため、写真撮り忘れる... )

 

Amyの新巣箱。

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蜂球を木から移したときに葉っぱがたくさん巣箱に入ってしまいました。

翌日(今日)見ると、葉っぱが巣から出されていました。

はちたちはせっせと新しいおうちのお掃除をしている様子。

 

一方、Amyが前にいた巣箱。

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巣門前になにか落ちてますよ。

 

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おお、これは!

 

王台の蓋です!!

巣箱の中では、おそらく新女王(Emilyと命名)が王台をやぶって羽化したのでしょう。

 

…ちなみに蓋は3個落ちていました。

みつばち界では「1巣箱に1女王」ルールがあるので、同時に3頭羽化していた場合、女王同士で殺し合いをし、勝利者1名が群の新女王になります。

というわけで、戦いに勝った強いはちが女王になっている、はず。

 

Amy →分蜂して新しい巣箱へ。

Betty →弱体化しているので、立て直しを図り中。

Cathy →×

Debby →新しく導入。

Emily →新女王がこれから交尾飛行に出る予定。

 

今日は雨なので内検はできず。

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明日は晴れるかな?