No bees, No life!~養蜂日記~

みつばちたちに振り回される養蜂初心者のあれやこれやの記録です。

糖度80

糖度計を入手しました。

アタゴのPAL-2。

糖度計といえば、アタゴです。

高いけど、みつばち飼いとしてはやっぱり必要かなと。

 

丸いところにはちみつを少量のせてSTARTボタンを押すだけ。

数秒で糖度が表示されます。

機械苦手なわたくしでも余裕で使えますよ。

 

とりあえず測ってみた春の蜜、81.6度。

80度超えしたので、一安心。

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糖度75度以下の蜜は発酵してしまうそうで、一般的には80度程度あれば蜂蜜として合格らしいです。

この高い糖度ゆえに蜂蜜は腐ったりしません。

 

そもそも花の蜜の糖度は40度くらい。

それをみつばちたちが巣箱に集め、せっせと扇風して水分を飛ばし、80度くらいまで糖度を上げて蜜房に蓋をして保存するわけです。

国産の蜜は、1種類の花の蜜を採るために、全面に蓋がかかっていない(=まだ水分が十分に飛んでいない)状態で絞ることが多いです。よって糖度がやや低めなのだとか。

一方、ヨーロッパや、オーストラリア、ニュージーランドの蜂蜜は、1年間貯めた蜜を年に1回だけ絞るという方法が多く、いろんな花がブレンドされた百花蜜ですが、糖度の高いものが採れるのだそうです。(もちろん花の種類も影響します)

それに、水分を飛ばすのだから、オーストラリアとかギリシャとか、もともと湿度の低い国の方が有利でしょうね。

確かにヨーロッパやオセアニアの蜂蜜は濃厚で甘さの強いものが多いです。

ミャンマーラオスなど東南アジアの蜂蜜を食べた経験上、湿度の高い国の蜂蜜は糖度低めのように思います(技術的な問題もあるかもしれません)。

最近、キルギスの蜂蜜なるものが売られているのを見かけますが、中央アジアやモンゴル辺りで養蜂したら結構いい蜂蜜が採れるかもしれません。