はちみつの朝
はちみつはもちろん売るほど(笑)あるのだが、それでもなお違うはちみつを見れば買ってしまいます。
こーんなに色合いも違うんです!
レザーウッド、うちの百花蜜、クロガネモチ、そば。
並べると美しい❤️
味ももちろんそれぞれぜんっぜん違います。
それぞれに合う食べ方を研究するのもまた楽し。
本当に奥深いのです、はちみつ。
蜜蝋精製中
今年も採蜜の裏で、蜜蝋を精製しています。
まず、はちみつを絞る時に切った蜜蓋や、内検時に取った自然巣などを集めておきます。
水を加えて加熱。
蜜蝋が付くときれいに取れないので、それ用の鍋(いらない鍋とか…)を使いましょう。
蜜蝋の融点は65℃。結構すぐ溶けます。
溶けたらそのまま冷ますと、水と蜜蝋が分離します。
溶かす&冷ます を1回やってこんな感じ↓
こんな感じで表面に固まっています。割りチョコみたい。
この割りチョコだけ集めて、新しく水を加え、溶かす→固める を繰り返すと、徐々に蜜蝋が精製されていきます。
だいぶきれいになってきましたよ。
巣枠4枚分でこれくらい採れました。
みつろうラップ、キャンドル、ハンドクリームなどなど、用途はいろいろです。
ヘアリーベッチ
蜜源植物として有望(れんげに似た味)と、ものの本には書いてあります。
実は、蜂場の周りは一面のヘアリーベッチ畑。(雑草対策&緑肥用にもともと生えていた)
が!
みつばちが訪れている様子はあまりない…
ぶんぶん言っている虫は大勢いるのですが、クマバチとか、ハナアブとか、みつばち以外の虫たちです。
残念ながらうちのみつばちたちは、ヘアリーベッチにあまり興味がない様子。
むしろ、周辺に咲いているクローバーでよく蜜を集めています。
花が長いので、舌が届かないのかもしれないし、
気候が原因で蜜があまり出ないのかもしれないし、
他にもっと好きな蜜源があるのかもしれないし、
理由はわかりませんが。
「最近、何の花を訪れている?」とかみつばちに聞いてみたいものです。
蜂醤
去年は桜やりんごの香りがあった春の蜜。
今年は香りは弱めですが、クセがなくとても食べやすい。
おそらくハリエンジュ(=いわゆる「アカシア」)とクローバーが多めに入っていると思われます。
色も淡くて透明度が高くてきれい。(自家用なので瓶が適当ですが)
日本人好みの一品になりました。
個人的にはクセのある蜜が作りたいので、夏の蜜はもうちょいパンチがあるタイプを期待…。
さて、こちらは冬から計画を温めていたもの。
「蜂醤」の仕込みを行いました。
魚醤の、蜂の子バージョンです。
不要な雄ばちの子の利用法として…。
雄ばち用の巣枠(巣房のサイズが違う)を入れて、雄ばちをその枠に集中して産んでもらい、羽化直前に一気に除去することで、ダニ(雄ばちに多く寄生する)の退治をしています。
「一気に除去」とはつまり巣房をハイブツールでがっつり削ってしまうことなんですが、ぶちゅぶちゅ潰して捨てるだけというのもなんだか忍びない…。
蜂の子の佃煮にする、とかも聞きますが、あまり食指が…。
と、思っていたところ、勝手に尊敬している昆虫食のレジェンド内山昭一さんが著書で「蜂の子醤」についてちらっと言及していらっしゃいました。
おお、これこれ!
というわけで実践。
プロセスは、
①はちの子を巣房からほじりだす(グロイので写真は自粛)
②20重量%の塩と混ぜる
③冷暗所に半年以上置く
④漉す
以上です。
①は、まあなんというかサザエとかエスカルゴとかを殻から引き出す感じ。
幼虫に近い真っ白な子から、ほぼ成虫のふさふさ毛の生えた子まで、いろいろいました。
半年後が楽しみです。
ようやく採蜜&はち萌え
ようやく2020年最初の採蜜。
今回は、隣村の養蜂女子部(日本みつばちを愛するおなごたち)の先輩方も来てにぎやかな採蜜となりました。
おい、ちょっと貯めすぎじゃないかい…。
きゃーかわいいー♡
と盛り上がる視線の先はもちろんはちです。
円形に並んでてラブリー。
まさに出房する瞬間のオスばち。
よいしょ、と出てきます。
これも一生懸命でかわいい。
つくづく、みつばちって健気なところがいいんだよなあ。
かわいいったら。
宇部のスズメバチトラップ!負けらんねえ!
こんな新聞記事が。
宇部で「スズメバチトラップ」回収 最も大きい女王バチは体長6センチ
圧巻の写真です。
トラップ65個でスズメバチ247匹捕獲って。
…あんたも好きねえ。
負けじと計測してみたうちの女王バチ、1番大きいので5センチ。
負けた…。
現在伊那谷ではブランコ毛虫が大発生中で、梅にもイチゴにも藤にも松にも、もうどこを見ても毛虫がいます。
そしてやはり「今年は虫が出るのが早い」(&多い)という声も。
スズメバチが活発化するのも早いのかしら…。
とりあえず、せっせとトラップを仕掛けねば。
すみません、またスズメバチネタでした。