ハチ飼いの冬
週末、Kさんちのハチの様子を見たら、はちがぶんぶん出入りしていました。
Kさんとことうちの標高差は2~300メートル。
うちのハチたちは完全に冬ごもり態勢でほとんど出てきません。
冬のハチ飼いは暇です。
というわけで、今日もハチの樹脂固め。
スズメバチももう飛んでいないので、先月せっせと捕獲したものをコツコツ固めていくしかありません。
死体をほっておくと乾燥して背中が丸まってしまうので、死後早めにティッシュの上で伸ばしたりします。
丸まってしまった場合は軽く茹でるのもOKです。
やわらかくして再度伸ばしましょう。
でも丸まった形のものもそれはそれでおもしろいです。
なお、スズメバチの殻はかなり固いですが、みつばちは体がもろいので、死後すぐに固めないとボロボロになってしまいます。
気をつけましょう。(←誰に言ってんだ?)
冬の活動その2。
はちみつの研究。
ごまの花のはちみつを発見!
最近ちょいちょい見かけるミャンマー産です。
ミャンマー産のはちみつは他の花のものも試してみたことがありますが、味もテクスチャも全体的に薄いです。
さっぱりしていい、という見方もありますが、湿度の高い国ゆえ糖度が十分上がっていないんじゃないか?という気も…。
せっかくなので糖度計で測ってみたところ、ちゃんと80度ありました。スミマセン。
薄くてさらっとしていますが、味自体はちょっと黒蜜っぽくてなかなか興味深い味です。
アイスやプリンにたらして食べたらおいしそう。和スイーツとか♪
(ちなみにごまの風味はありませんでした。)
うちの冬囲い
ついに冬囲いをする日がやってきました。
はち飼いの1年は一応これで終了。
このあとは春まで基本的に巣箱をあけないので、やることはあまりありません。
春の新学期に向けていろいろ準備をする期間です。
前にも書いたように、冬囲いの方法は地域の気候によりさまざまです。
以下はKさん指導のもと、信州駒ヶ根にあるうちの蜂場にて行なった方法です。
※ちなみにうちは標高1000メートル弱、真冬はマイナス10℃を下回る日もあります。ただし太平洋気候なので晴れの日が多いので、雪が積もっても多くはなく、2、3日すれば融けます。
<冬囲いの方法>
①まず巣枠を6枚くらいに減らして巣箱の真ん中に寄せる。
②麻袋2枚をかける
③その上に米袋をかける
④巣箱内の左右にできた空間に、新聞紙の束を詰める。1番外には発泡スチロールの板をビニル袋に入れたもの(ビニル袋に入れないとハチがかじるので)を入れる。
⑤上に新聞紙をかぶせる
⑥ふたをする
⑦プチプチ(梱包材)で前面を除く3方と上面を二重にくるむ
⑧大量の藁で横と上を覆う(前後は覆わない)
⑨その上に波板と石を乗せる
※なお、巣門は板を貼って1cmに狭める
できあがりは、こんな感じ。
(中途半端にスズメバチ捕獲器がついてますが…)
これでなんとか信州の冬を乗り越えてくれー!
標本づくりの秋
ハチを樹脂で固めて標本にするとかわいい!ということに気づいた今日この頃。
さっそく標本の材料集め。
今日もキイロスズメバチ、大漁です。
左下はオオスズメバチ(寒くなって最近はほとんど見かけません)
左上はみつばち(巣の周りで死んでいた子など)
生きてるキイロスズメバチ。
超元気です。ぶぶぶぶうるさいです。
でも1日置いておくと大抵力尽きます。
その点、オオスズメバチの生命力は強いです。
先週の出店に連れて行ったオオスズメバチさん、昆虫ゼリーやリンゴの皮などを食べながらまだ生きています。
死んだら標本にしようと思っているけど、なかなか死にません。
さて、死んだハチは、樹脂を流し込んで型に固めます。
琥珀(←ジュラシックパーク)じゃないけどなかなかおもしろい標本ができます。
秋の夜長はハチの標本づくりに決まり~。
ワンダフルベジタブル@八ヶ岳
八ヶ岳オーガニックマーケット・ワンダフルベジタブル に出店してきました。
八ヶ岳のみならず富士山まで眺められる素晴らしいロケーション!
そして天気も◎
「モダンひょうたんモヒョ 養蜂部」という屋号で出店したのですが、実は「モダンひょうたんモヒョ」はひょうたん屋時代の屋号です。
ワンベジのオーガナイザーさんは、ひょうたんランプ&ひょうたんスピーカーで出店させてもらっていた「わとわまつり」のオーガナイザーさんでもあるので、「えっ、モヒョってひょうたん屋でしょ?なぜに養蜂??」と思っていたそうです(笑)
↓ 看板娘、オオスズメバチ。
ちょうど前日に捕獲したので、胴部分に針金を巻き付けて勝手に飛んでいかないようにした状態で連れて行きました。
多くの方が声をかけてくださり、大人気!でした。
おかげさまではちみつ、みつろうキャンドル、ハチ標本、いろんな方にお買い上げいただきました♪ ありがとうございます!
収益はすべて、みつばちたちの今後のお世話代(資材費)になります♪
そんなみつばちたち、現在このような環境です。
蜜源となる木を何種類か植えたところ植えた当日の夜にシカが樹皮を食べに来たので、さっそく電柵で囲いました。
蜂場の周囲の山にはシカがわんさかおり、夜に運転すると道路にもシカがうろうろしているほどです…。
木がある程度大きくなるまでは電柵は必須かも。
植えたのは、アーモンド、ハリエンジュ(ニセアカシア)、リンデン(西洋菩提樹)、アンズ、プラム、ライラック、ヘザーです。
秋も深まる駒ケ岳。
はちたちの冬囲いもそろそろです。
冬越しに向けて
冬越しに向けて地味に作業をしている今日この頃。
寒くなり、みつばちも徐々に減っています。
なので2段だった巣箱はすべて1段にまとめて、はちが密集した状態にします。
が。
ベティとキャシーは1段にできたものの強群エイミーが1段にできない…。
巣箱を開けて枠を上げたりはしたけれど、はちが上下の段に広がっていてどうも1段にできる気がしない…。
もっと強い意志を持ってやるならやらねばと思うのですが、やろうとしている作業にいまいち自信がないのでどうしても弱気です。
しかしそういっているうちに今朝は少々霜が降りたので、もうぐずぐずしてはいられない!
というわけで。
やってみたらできましたよ…。
これで3群とも1段になりました。(時間かかったなあ)
エイミー群は強群ですが性格は優しいので刺されることはないです。(一時期は気が強かったけど。)
現在狂暴なのはベティ群。
ふたを開ければ即戦闘態勢です。
巣門前にキイロスズメバチの死体があることもしばしば。
そしてキャシー群は、ダニで弱体化しまくっているので冬越しできるか怪しいです。
さて。本格的な冬囲いをするのは11月中の予定です。
冬囲いについては養蜂家や地域によってものすごーくバリエーションがあり、本で読む知識よりは地元の慣行に従う方がよさそうなので、Kさんの指導に丸ごと従おうと思います。
本によると、巣箱を倉庫内に移動させるとか、発泡スチロールの箱をかぶせるとか、極寒地の冬囲いにもいろいろなやり方があるようですが、この2つの方法をKさんにちらっと話してみたら鼻で笑われましたよ…。
伊那谷式の冬囲いはどんなものなのでしょうか。
妖精舞踏音楽会
台風一過の日曜日、妖精舞踏音楽会にて、ぱん屋さんの隣でちょこっと出店。
11/3、八ヶ岳オーガニックマーケットワンダフルベジタブル@北杜市 高根クラインガルテンにて、はちみつ&みつろうキャンドル&たぶんひょうたん のお店を出す予定です。